咳は、肺や気管支、気管、喉に異常があるときに出る症状で、多くの方は最初に耳鼻科を受診します。しかしながら鼻や喉が原因の咳は一部だけです。実は、肺や気管支が原因で出る咳もあります。その場合は「呼吸器内科」をご受診ください。
咳(せき)は、ウイルス・細菌・ほこりなどの異物や、肺にたまった痰(たん)を排出するための、体の自然な防御反応です。
そのため、特に原因がなければ、咳(せき)が長期間続くことは通常ありません。一般的なかぜであれば、熱が下がるのと同時に咳(せき)も徐々に治まっていきます。
しかし、咳(せき)が2週間以上続く場合は、かぜ以外の疾患が原因となっている可能性があります。
長引く咳(せき)を放置せず、早めに医療機関を受診して、適切な診断と治療を受けることが大切です。
咳(せき)は体力だけでなく、心にも負担をかけるつらい症状です。
だからこそ、早めに専門機関への受診をオススメしております。
長期間続く咳(せき)には、さまざまな原因が考えられます。
代表的なものには以下のような病気があります。
当院では以下ような検査を行います。
胸部のX線検査は、肺や気管支の状態を確認するために行われます。被ばく量は極めて少なく、妊婦や小児でも安全に撮影が可能です。
被ばく量の目安:胸部X線撮影の放射線量は約0.1mSvで、これは自然界で1日に受ける放射線量とほぼ同じです。
気道の狭窄や閉塞の有無を確認する検査で、喘息やCOPDの診断に役立ちます。
呼気に含まれる一酸化窒素の濃度を測定し、気道の炎症(喘息)の有無を確認します。
アレルギー反応が咳の原因であるかを調べるために行われることがあります。
長引く咳(せき)の治療の基本は咳(せき)が起こる原因をつきとめることです。
咳を引き起こす原因は複数あることもあり、患者様に合わせた個別化医療が重要となります。
当院では丁寧な問診と医療機器を用いた検査で原因の特定に努めております。
以下、原因を特定後に各疾患に合わせて最適な療法をご案内しております。
咳は、肺や気管支、気管、喉に異常があるときに出る症状で、多くの方は最初に耳鼻科を受診します。しかしながら鼻や喉が原因の咳は一部だけです。実は、肺や気管支が原因で出る咳もあります。その場合は「呼吸器内科」をご受診ください。
まずは咳(せき)の原因となる疾患を特定し、定期的な診察が大事です。またアレルゲン物質を回避することや適切な湿度管理、喫煙しないことも非常に重要です。