診療内容

以下の方が主な受診対象となります。

  • かぜ、腹痛、下痢、頭痛、食欲不振等の症状(ただし、かぜ症状の方は来院前に基本的な注意事項をご覧ください)
  • 1週間以上長引くせき、たんの症状
  • 胸痛、息切れ、血痰、睡眠中のいびき、睡眠中の無呼吸といった症状
  • 健康診断での異常
  • 一般の健康診断
  • 特定健診
  • 高槻市がん検診(肺、前立腺、大腸)
  • 高槻市ピロリ菌感染検診、肝炎ウイルス検診
  • 幼少期の小児の定期接種以外の予防接種(成人肺炎球菌、インフルエンザ、子宮頸がん予防ワクチン、MRワクチン、麻疹単独ワクチン、風疹単独ワクチン、おたふくかぜワクチン、水痘ワクチン、A型肝炎、B型肝炎)

内科

かぜ、頭痛、腹痛、下痢など、そして生活習慣病(高血圧症、糖尿病、脂質異常症、痛風)などの一般内科についても診療いたします。また、健康診断や予防接種(小児の定期接種を除く)にも対応しております。特に生活習慣病は無症状のことがかなり多く、放置すると、動脈硬化、脳卒中、狭心症、心筋梗塞といった合併症のリスクが高まります。健康診断で要注意を指摘され、放置されている方が多く見られます。リスク回避のためにも早期に相談してください。

高血圧症

一般には収縮期血圧140mmHgまたは拡張期血圧90mmHg以上の事を指します。本態性(原因不明)と二次性(他の病気が原因となる)に分けられ、年齢や合併症の有無により降圧目標値は異なります。治療としては、生活習慣の改善を図るとともに、血圧降下剤による治療が行われます。二次性高血圧に対しては原因となっている病気に対しての治療を行います。コントロールの指標をみるために、家庭での血圧測定を行う必要があります。

糖尿病

 1型糖尿病(インスリンが不足することによる)と2型糖尿病(インスリンの効果が弱まる)に分類されます。早朝空腹時血糖値126㎎/dl以上、75g経口ブドウ糖負荷試験2時間値200㎎/dl以上、随時血糖値200㎎/dl以上、HbA1c6.5%以上で血糖値異常とHbA1c異常があると診断されます。無症状のこともありますが、口喝、だるさ、頻尿、体重減少などが出ることがあります。

 高血糖により、全身の動脈硬化が進行します。大血管で動脈硬化がおこると、脳卒中、狭心症、心筋梗塞、閉塞性動脈硬化症などが、小血管で動脈硬化が起こると、視力低下、手足のしびれ、腎臓機能低下などが起こります。治療としては、生活習慣の改善を図るとともに、薬物治療としては血糖降下剤、インスリン注射などによる治療が行われます。コントロールの指標をみるために、家庭での自己血糖測定を行うことがあります。

脂質異常症

コレステロール値や中性脂肪の数値の異常を指します。LDL(悪玉)コレステロール140㎎/dl以上、中性脂肪150㎎/dl以上、HDL(善玉)コレステロール40㎎/dl以下、non-HDLコレステロール170㎎/dl以上が異常です。原因となる他の病気がある時はその治療を行います。また、生活習慣の改善を図るとともに、薬物治療としては、脂質異常治療薬による治療が行われます。

痛風、高尿酸血症

血中尿酸値が7㎎/dl以上を高尿酸血症と呼び、それにより、手足先の関節に炎症を起こしたもの(手足の腫れや激痛)を痛風と呼んでいます。
治療としては、生活習慣の改善を図るとともに、薬物治療としては、尿酸降下剤や鎮痛剤による治療が行われます。

呼吸器内科

気管支喘息

持続的な気道炎症に伴い、せき、たん、息切れが出現する病気です。アレルギーに伴うものが多く、他に花粉症、アトピー性皮膚炎、じんましんなどを合併することが多いです。症状にいい時と悪い時の波が認められ、繰り返しやすいのが特徴的です。放置すると、呼吸ができなくなり、命にかかわることもあります。治療としては、アレルギー源の回避とともに、吸入ステロイドや気管支拡張剤の吸入、抗アレルギー剤、アレルギーに対する抗体薬等による治療が行われます。最近は薬の進歩により、早期に症状は改善しますが、長期にひきずるため、長期の治療を要することが多いです。また、アレルギー鼻炎や副鼻腔炎(蓄膿)を合併することもあり、その治療も併せて行います。当院では花粉症(スギ、ダニ)に対する舌下免疫療法も行っております。

慢性閉塞性肺疾患(COPD)

以前は肺気腫、慢性気管支炎と呼ばれていました。主に喫煙により気道炎症が起こり、せき、たん、運動時の息切れが起こる病気です。別名、肺の生活習慣病を呼ばれており、他の生活習慣病(高血圧症、糖尿病、脂質異常症等)の合併も多く見られます。放置すると、日常生活に支障をきたし、体力低下を招きます。治療としては、まずは禁煙して、薬物療法としては気管支拡張剤や吸入ステロイドの吸入、去痰剤の投与を行います。また、普段から体力維持のために適度な運動や食事(タンパク質を多めにとるなど)を心がけます。併せて、合併症の有無の検査を行い、それに対する治療を行います。呼吸不全を起こしている場合は酸素吸入や人工呼吸器の装着を行うこともあります。

肺結核、非結核性抗酸菌症

いずれも抗酸菌による感染症ですが、前者は人から人に感染しますが、後者は人から人へは感染しません。せき、たん、発熱、血痰が認められることがあります。いずれもいくつかの抗生物質による治療が行われます。肺結核は概ね半年間、抗生物質の投与を行いますが、非結核性抗酸菌症については、難治性のことが多く、経過を見ながら、状況により長期に抗生物質の投与が必要になることがあります。

間質性肺炎

肺胞壁の線維化により、せき、息切れが起こる病気で、特発性(原因不明)と他の原因(膠原病、薬剤等)によるものに分けられます。治療としては原因に対する治療、抗線維化薬、免疫抑制剤の投与や呼吸不全を起こした場合には酸素吸入を行います。

気胸

肺に穴があき、肺が虚脱したことを気胸と呼びます。突然の胸痛、せき、息切れを起こすことがあります。治療としては安静、胸腔ドレナージ(手術)を行います。

気管支拡張症

文字の通り、気管支の一部が炎症により拡張した状態です。せき、たん、息切れ、血痰を起こしやすく、また、感染症にかかりやすくなります。主な治療としては、去痰剤、気管支拡張剤等の投与を行ったり、感染症予防のための予防接種(インフルエンザワクチン、肺炎球菌ワクチン)を行います。時に副鼻腔炎を合併し、副鼻腔気管支症候群と呼ばれるものもあります。

睡眠時無呼吸症候群

睡眠時、1時間に5回以上の低呼吸や無呼吸を起こすものを指しています。
周囲に睡眠時のいびきや無呼吸を指摘されたり、日中の眠気を起こすこともあります。睡眠中に低酸素状態になり、体にストレスがかかるために、生活習慣病のリスクをあげ、合併症も起こしてきます。また、突然死のリスクも上げます。原因として多くは、のどの狭窄によるものであり、肥満が原因であれば減量を図り、また、睡眠時のマウスピース装着やCPAP(持続陽圧換気)装着を行い、のどの拡張を促します。

健康診断

一般の健康診断は以下を行っております。自費となります。
採血項目はGOT(AST)、GPT(ALT)、γ-GTP、LDLコレステロール、中性脂肪、HDLコレステロール、血糖が一般ですが、別の項目を追加される場合や採血内容を変更する場合は値段が変わります。また、その他の検査(ウイルス抗体価等)も行っております。詳しくはお問い合わせください。

診察のみ3,300円
診察、視力、聴力3,800円
診察、視力、聴力、検尿4,400円
診察、視力、聴力、採血、検尿8,000円
診察、視力、聴力、心電図5,500円
診察、視力、聴力、心電図、採血、検尿8,800円
診察、視力、聴力、心電図、胸部レントゲン7,700円
診察、視力、聴力、心電図、胸部レントゲン、採血9,500円
診察、視力、聴力、胸部レントゲン6,600円
診察、視力、聴力、胸部レントゲン、検尿7,000円
診察、視力、聴力、心電図、検尿6,600円
診察、視力、聴力、心電図、採血7,700円
診察、視力、聴力、心電図、胸部レントゲン、採血、検尿9,900円

特定健診、がん検診、肝炎ウイルス検査、ピロリ菌検査

特定健診や、がん検診、肝炎ウイルス検査、ピロリ菌検査も行っております。自治体や健康保険組合によりますが基本的に無料です。
※当院は高槻市健診実施医療機関です

他自治体健診に対応しているものもありますので、他自治体にお住まいの方はご相談ください。

予防接種

幼少期の小児の定期接種以外の予防接種(成人肺炎球菌、インフルエンザ、子宮頸がん予防ワクチン、MRワクチン、麻疹単独ワクチン、風疹単独ワクチン、おたふくかぜワクチン、水痘ワクチン、A型肝炎、B型肝炎、帯状疱疹ワクチン)を行っております。ワクチンの取り寄せが必要になりますので、予約制となっております。

成人肺炎球菌ワクチン(ニューモバックス)7,500円
成人肺炎球菌ワクチン(プレベナー)10,000円
A型肝炎ワクチン7,000円
B型肝炎ワクチン5,500円
麻疹単独(はしか)ワクチン5,500円
風疹単独ワクチン5,500円
MRワクチン(麻疹+風疹)9,000円
水痘(水ぼうそう)ワクチン7,000円
おたふくかぜワクチン5,500円
帯状疱疹ワクチン22,000円
RSウイルスワクチン(アレックスビー)26,000円
子宮頸がん予防ワクチン(ガーダシル、サーバリックス)16,000円
子宮頸がん予防ワクチン(シルガード)27,000円

他自治体予防接種に対応しているものもありますので、他自治体にお住まいの方はご相談ください。

禁煙外来

喫煙は言うまでもなく、あらゆる病気のリスクを高めます。最近、登場した加熱式タバコ、電子式タバコについても然りです。当院では適切なアドバイスや禁煙補助薬を用いた禁煙外来を行っております。(保険適応あり)定期的に12週間(初診、そこから2週間後、4週間後、8週間後、12週間後の計5回)の通院が必要です。
(現在、禁煙補助薬の一部が出荷停止のため、対応困難になっております。)

自費注射

疲労回復、美容目的の自費ビタミン、肝機能改善注射も行っております。

ビタミン注射1,700円
にんにく注射1,700円
肝機能改善注射600円
上記のすべてのセット3,300円